●移動販売をするなら押さえておきたい仕込み場所について
移動販売を行う際に、簡単に調理できる食べ物ではない限り、仕込み場所というものが必要になります。移動販売による事業を始めようとした場合、どうしても車にばかり注目してしまい、車のカスタマイズに、お金や気持ちをかけてしまいがちです。
ただし、多くの食べ物は車の中だけでの調理ではなく、事前に仕込みを必要となる場合があります。例えば、移動販売という形でおにぎり屋を始める場合、ご飯を炊く、おにぎりの中に入れる具材の調理は、仕込み場所で行うことになるでしょう。この仕込み場所は、保健所の許可を得なければいけないという問題も発生しますが、これは地方自治体のそれぞれの保健所によって、見解が異なります。
移動販売をする際に使用する車は、保健所の許可が必要です。そのため、営業許可証のあるところを仕込み場所としなくてはならないと言い切ることはできません。 保健所で確認をしましょう。
●移動場所に必要な仕込み場所について
注意が必要なのは、移動販売という形態をとっているため、販売する場所により、管轄する保健所が変わります。仕込みの必要がなく、移動販売している車で温めるだけでいいという場合、管轄の保健所で車の審査を受けて許可を得ていた場合であっても、発行された営業許可は、エリア指定が為されているので注意してください。指定されているエリアは、確認しておくことが大事です。
仕込み場所が必要ない食べ物を販売しているケースもありますが、多くの移動販売では仕込み場所を使っているでしょう。それぞれの保健所次第ではありますが、営業許可を得ている施設でないと仕込み場所として使ってはいけないということもあります。
しかし、得ていない自宅でも大丈夫、さらに営業許可を得ている車で仕込みをしてもいいなど解釈はさまざまです。違反することがないように、きちんと確認をするようにしてください。